いっぺん廻ってみ?

たりないものばかり

髑髏城の七人season月<下弦の月>12/25マチネ

昨日27日ですが、下弦様髑髏納めお疲れ様でした。私は岡崎祭りに初めて行ってきました。新感線の音楽を手がけてる岡崎司さんのライブです。今年は新感線音楽中心ということで花髑髏と鳥髑髏と月髑髏の音楽も聞けてサイコーでした。他にも阿修羅城やスサノオ、VBBにゴエロク!たーのしかった!!


前置きさておき。今更クリスマスマチネ下弦感想とか下弦捨天蘭とか霧捨とかの話。
3週間ぶりの下弦様気持ちいーーーい!!
綺麗に整列ドクロ。最近ゴツゴツ原石ドクロばかり続いてたんでなかなかに新鮮に見れました。無味無臭で何も書かれてない新しい教科書を毎回めくってるよう。
良い話だったなーと後腐れなくスカって終われる。髑髏城ってそんな爽やかな話だったっけなと思ったのですが、それが下弦ならではの髑髏なんですね。
しかし下弦見てわかったのは、上弦ならではの良さ、上弦でしかできないもの、下弦ならではの良さ、下弦でしかできないもの。そういう個性と無二さが存在していること。上下並んでない、二つで一つでもない。
上下関係性に違いがあれど、捨天蘭三人の髑髏城の話でこれ以上に最高の脚本なのではないかな…。

 

安土城の天の手甲は上下共にガーター版。鳥天様がしてたのと同じ。関東荒野からは変わる。
・下弦天は「いや…私は…第六天魔王だ!!(キリッ」って感じで天魔王に俺はなる!!なんだけど、上天は「だいろくてんまお〜〜!!」って泣き声。「誰かに蹂躙されるくらいなら堕ちてしまえば」も、下は怒り、上は嘆き。もうここから拗らせてるよ天ちゃん…
・声が!!良い!!芸が!!細かい!!わかりやすい!!テンポ良い!!作品の中でマモ捨がきちんと生きてる!!作られてない!!すごい!!声が!!良い!!楽しい!!
・ありきたりな感想しか出てこなくて申し訳ないんですけど本当にこの単語を終演後一時間以上延々と言ってた。
・「傘のあんちゅぁーん」でマモ捨が傘を弄ってるの、わかりやすいったらない
・無界屋ダンスでゴリラ顔するマモ捨、これよくネットで見たやつだ
・太夫の足だしタイミングは上下で違うし格好も違うんですねぇ
・ちょっとおつかれはのぴゃ歌
・下弦きりちゃん!脇が物理的に甘い!!スッカスカ!!かわいい!!
・でも1番男前である。
・廣瀬蘭は一幕が好きです。
・柔らかいし笑うし兵庫にビンタなんてしないし太夫への抱擁ももっとギュギュってなってたし即落ちなんて以ての外だし口説きでも仮面見るまではきちんとらんべさん。
・全体的にオラオラ度がだいぶ上がっていた…良き…
・1225下弦くんろー
兵庫「メリークンロースマス……太夫のプレゼントに俺はなる!!俺に任せてくんろー!!」
マモ捨「今日クリスマスで良かったな?」
・狸穴捨の腹の探り合いSUKI…無界で捨は狸穴さんをずっと警戒してる。きりちゃんも近付けない勢い。
・下弦の捨と贋のシーン最高…捨もいちいち芸が細かいしまことさんがすごく上手い…わかりやすい…すごい…ここは上弦には絶対に存在できない良さ…良い…
・というか、下弦は渡京贋鉄斎狸穴三人が、それぞれ下弦の良さを底上げしてるのが気持ち良い。バランス良い…良い…
・総じて「良い」。
・生駒
「生駒ダメなの、潔癖なの。クリスマスの夜もね、異国のジジイが不法侵入して家に入るとか、無理なの」…こんな感じだったかな…
・そんな贋鉄斎庵のシーンでマモ珍しく台詞とちる。
・黄泉の笛。蘭の殺陣に肉捻るSE初耳でした。もともと下弦にはあったのかな。今度上弦確認しよう。

・ええええすずひろ天魔2人目〜〜!?!?
・熱血天魔先生。松岡修造見えたけど歴史の授業してほしい。ひと息で台詞言うからオッ!?ってなる。
・でもミライモリヤマがもっと見えた。以前より見えた。声まで似てきた。上弦にかぶっていた鳥天様がこっちに移ったのかしら。何故だ。
・すずひろ先生、1番奥の列の人まで届くようにっておっしゃいましたが、それはワカで未來さんがまんま同じことをおっしゃってるんで因果を感じる。
・もうドクロジョーラップ歌おう!!
・天、蘭から刀を離すときにその刀が髪に絡まっちゃって、そのあといろんな仕草で直しててその所作も良かったんだけど、刀が取れたらその髪が乱れ髪のようで、まさに天魔の怨霊って感じで凄かった…あれぞ怨霊
・次のシーンでは見事なストレートに戻ってたけど、かなり絡まってたからどう戻したんだろうか予備があるのだろうか。偽のかつら。
・髪に苦労する天魔さん。上下どちらもフェイスライン垂れ髪にピンがつきましたね。
・無界襲撃で蘭が「救いの里か、くだらんな」って言うところで刀の血を拭って口で舐めてチュッて音させる。天蘭最後の「つとめご苦労」のあと天が同じように蘭を斬った刀の血を指め舐めてチュっ。
・ホストかな。狙ってやってるのがまさに大人の男。
・霧渡VS鉄機兵のシーン、下弦きりちゃんは渡京が演じてるのわかってるから、初めから「卑怯なり渡京!」あたりから渡京に合わせてるのがかわいい。そしてきりちゃんの演技が棒!下手!wwかわいい!
・ステファニー言うタイミングが前と変わってたのですがたまたまかな?
・そんなシーンで渡京噛む
・太夫VS爪月、あそこのBGM、鳥の角丸の登場音楽の版なんだね。
・上弦での「天魔王…逃げるんじゃねえぞ!!」は下弦では「逃すか!!」
・捨天最終戦、天の「私こそが天だ」が「天は私のものだ」に変わった
・え、天失ったマモ捨ヤバイけどそれ語り出したら一晩越して明日の上弦に差し障りが出るから無理です、ハイ。


捨天蘭
何回やっても何回やってもこの3人は交わらな〜い♪(エアーマン)(古い)
下弦捨天蘭の道の交わなさ具合エグい。誰もが天魔王になりえた可能性と素質を持っている。
少なくとも上弦の三人は道を踏み外してなかったら、太一天が殿の伝言を曲解してなかったら、一連托生でいられた未来が歴代の捨天蘭の中では1番見えていた。でも下弦の三人、そもそも本当に小姓時代仲良かったのだろうか…わかりあえていたのだろうか…小さい頃から仲良かったと感じてたのは捨だけなのでは。
総じて下弦の3人は大人。捨天蘭にも、捨と狸穴さんにも感じるビジネスライク感。天魔王様は蘭のことガチ駒扱いだから目だって簡単に斬る。太一天は蘭のこと大好きだから(22日時点。なんか今違うって聞いたんですけどそんな恐ろしいことある…?)そんなことできないしそんな勇気もないけど、でも下弦天様は即座に切り捨てる。
蘭だってあの柔和な笑みの下にものすごい鬼隠してる。物投げ癖はその片鱗。あと自分が1番美しいってわかってるのが最高にゲスい。下弦蘭は捨天別役版では一番ゲスいと思ってます。
マモ捨はマモ捨で笑顔の下に隠してる我の強さが恐ろしいですね。傲慢。天のことも最後までこっち側に寄せようとしかしてないよ?わかり合おうとはしない。人の男から天という鎧まで奪ったら人の男は死ぬしかない。そこを理解できなかったから天を喪くしてしまうし、自分自身最後は絶望してしまう。


捨霧
そんな捨を最後に助けて支える霧丸なーーーー!!最高だなーーーー!!!!
上下霧ちゃんタイプ真逆だけどどっちの捨にもあってて最高に良い。唯一無二きりすてちゃん。
下弦の霧ちゃん最高にシャーシャーしてる。心に傷負った強い猫がシャーシャーしてる。わしゃわしゃして嫌がられたい。
どんどん捨に心を開く様子が可愛いったらない。戦わなきゃ生き残れないのくだりで、「お前が1番この城に明るい」のところですでに霧ちゃんの刃は明日に向かったんだよね。つくづくこの辺の描写よくできてる。
下弦は最後の髑髏城脱出のスロモで、霧丸がしっかり捨を支えて守ってるのがわかるんですよね。その直前のマモ捨のソウルジェム真っ黒演技もだいぶキましたが、個人的にはあそこで霧丸と捨が支えあってるところで涙腺崩壊しました。ううう〜〜捨〜〜霧丸いて良かったねぇ〜〜…;;
上弦も勿論個性があって素晴らしいんですけど、下弦霧捨はワカから始まった古田新太レジェンド捨之介解体作戦の完成形を見たような。
花は花にしかない捨沙、鳥は鳥、風は風。月はこの脚本だからこそ、霧丸が霧丸たる理由があるんだ。男の子じゃないとあんなボロボロな捨支えられない……。あ、鳥沙ならいけるかも…。

あと下弦は狸穴さんと捨の関係がすごく気になる。次の下弦様はライビュかな〜。
きっと見てる方いないでしょうが、2.5次元のあの神カメラワークとかないので優しい顔で見守ってあげてください…新感線ちゃんライビュ始めたの花髑髏からなので…ひよっこなので…