いっぺん廻ってみ?

たりないものばかり

ONWARDpresents 髑髏城の七人season花鳥風月極 総括感想

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終わってしまった……

終わっ……

 

 


てねええええ!!!終わってねえぞ!!いやったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
デリバリー髑髏城!次回は回るだけじゃなく動いて欲しい。
花はじまった時とか一年後どうなってるのかわからないとか散々言ってたね…新感線初の花ライビュにドキドキしたり風キャストに叫んだりしていたね…みんなみんなよい思い出です。
どうせ書いてももう馬鹿みたいな内容しか書けないので、ひたすら幸せだったーーーー!!っていう自分の気持ちをぐだぐだ垂れ流してます。良いも悪いもくそもないので、どうしても暇だって時に読みながしてください。

 

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まだ何もないころの関東荒野。

 

最近、自分がかなり運命論者だったことに気付いてヒェ~~ってなってます。運命、大事。宝くじに当たることも大事。買ったこともあたったこともないけれど、そのくらいの価値が豊洲に舞い降りてた。
そもそも豊洲に新感線専用の劇場ができるかも?とかいう話が2016年始めに出てたことは知ってたんです。
これはもう自慢でしかないんですが、豊洲は元々生活圏内です。本当だったら嬉しいなぁ程度に感じていたところに飛び込んできた2016.6.27 am4:00。その身近な場所で、私が数年ドボンしてる新感線の、一番の沼の髑髏城が、何故か一年三ヶ月も、何故か回る。
???
ロクテンニーナナ。雪は降ってないし昭和時代でもない。

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2016年11月ごろのバブステアラちゃん

それから忘れられないのは2017年1月1日と2017年8月10日ですね。前者は夏が終わったら死んでも良いと思ったし後者は夏が終わっても生きなきゃと思った。2017年年明け早々発表された鳥キャスト、朝日新聞一面にデカデカと載った花広告の下に並んでてね……。

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コレ。
髑髏城にハマるのは運命だったんだ。私はそこに通わなきゃいけないしついにその時がきた。時は来た。そして幸運にも自由に使える時間とお金と余裕がたんまりあった。
というのは半分冗談で、花鳥風月が決まったときに当然推しは出ると信じてたし百合子にも票入れなかったし花鳥風月期間割振なんとなく目星つけたりしてある程度の下準備はしましたね。沼は落ちるものですが運命は作れるもの。
唯一の失敗は月上弦初日に一年以上前から絶対に外せない仕事を入れてしまっていたことです。しかもよりによって豊洲で。ははは運命だわ。なんなら窓からステアラ見えてましたよ。
あれだけはしくった。悔しかったから抜け出して車走らせてパンフとマステだけ買いに行った。その時映像に流れてたのが、三浦蘭が「俺の三途の川は血まみれなんだ」のシーンでした。ほら運命ぢゃん;;!!!!
ヤマ張ってたところが幸か不幸かなんとかなく当たったお陰で風は2回しか観れてないし修羅天魔も6回しか見れませんでしたが、準備期間含め(笑)この一年半は髑髏城のためにあった私の人生だし、すごく充実した一年でした。
そもそも私は推しがいるとはいえ特定の追っかけをした経験もないし熱烈な観劇ヲタクでもないしいろんな分野のステージを浅くつまみ食いしている人間だったので、今回初めてこうやって箱推し?ができたこと、純粋にワクワクした。ドキドキがキラキラしてワクワクしてた。あと歴戦の現場戦士のおかげでスキルと経験値がめっちゃあがりましたね。ノードクロ、ノーローチケ。


さて私の話はそんなものにしておいて髑髏の話なのですが、正直、初めは花鳥風月それぞれが修羅天魔くらいまったく違うものになると思ってました。修羅天魔くらい変えてくれても良かったのにと今でも少し思ってます(かずきが死ぬ)。はじめの段階で主役が変わることもあるって明言されてましたしね。まあ、蓋を開ければ確かにその通りだったんですけど、修羅天魔とかいう後出しジャンケンは当時知らなかったからね!!(笑)
それはともかく、大枠がしっかりしているから全部まっっったく違う趣向で楽しめたことがすごい嬉しかった。
楽しむって努力と戦いなんだなぁー。それがステアラちゃんから教わった一番のこと。楽しもうと思えばみんな楽しめるし人様に甘えてちゃ楽しめないわ。努力も楽しみのひとつなんだわ。

 


season花 キャスト発表2016.9.8 上演期間2017.3.30-2017.6.12(全85ステ) ライビュ2017.5.15
修羅天魔から入った方が髑髏城花鳥風月ゲキシネを見るとしたら、やはり小栗捨リベンジ髑髏であり、ステアラこけら落としとして手堅く花のあるキャスト陣営で固め、勧善懲悪を極めた花髑髏から見ることを薦めると思う(wowow順次放映だからその流れになるのだろうけど)。
ワカの呪いからよくここまで明るく健康的な髑髏城が再建されたなーと思いました!小栗捨えらいぞーー!!ワカであんなに薄くて細くて死に真っしぐらだった小栗捨がこんなに…みんなに支えられて…沙霧が大正解すぎて…。
ステアラ初出航だった為に、内容よりあのステアラの構造に気がいっちゃったり間口が狭かったり演出だったりに座席だったり座席だったり座席だったりに意識が向かっちゃったり全体的に様子見だったりしたけど、やっぱりグルグルカテコの衝撃と破壊力は花のものだよ。
当時はステアラに揉まれていなかったワカの亡霊だった為、花のテーマを聞いたとき、「こんな明るくて軽いのどうなの!?」とギャップに打ち震えてしまったんですけどなんてことない、そのあとの髑髏はもっともっと光に満ち溢れていたし最終的にはラテン調になってしまった。何度でも言うけれど修羅天魔で最後に流れるの、花のメインテーマですからね。
ゼッタイ ココカラ ミタホウガ イイヨ。


season鳥 キャスト発表2017.1.1 上演期間2017.6.27-2017.9.1(全75ステ) ライビュ2017.7.31
マジ卍!!!!どこに出しても恥ずかしさはちょっぴりあるっちゃあるけど自信を持って推し髑髏とさせていただきます!!
いやー懐かしいなぁ!敦盛がなかった衝撃といったら!一発レッドカードとか言ってたあの頃(結局ここから全部なかった)!天蘭最終対決の台詞がああなった衝撃!
なんせ楽しいししんどい。とんでもないパワーで勝手に歌って勝手に笑わせて勝手に戦いまくって勝手に踊ってるのを楽しく見てたらいつの間にか勝手に死んでる。いや語弊あるけど。とにかくバケモノキャストのポテンシャルに派手にぶん殴られて終わるんで超楽しい。動体視力と聴音力をこれでもかと鍛えられるよ。目のスポーツだったよ。
あと衣装とキャラデザは花鳥風月髄一だよ。髑髏党の赤い目下ラインは鳥天蘭からだし血涙メイクも鳥蘭からだし刀グリグリぶすぶすし始めたのも太一さんからだし、額から血垂れ流す上に血を天に唾噴くように噴き出すのは鳥天だよ!マウントかって!?そうさマウントさ!マウントさせてくれ!
マジで一生に一度は見なきゃ損。マジ卍。

 

season風 キャスト発表2017.5.15 上演期間2017.9.15-2017.11.3(全56ステ) ライビュ2017.10.5
今!すぐ!見たい!!!!
何故なら私がほとんど見れてないから!!!!
いのうえさんがステアラの使い方を熟知して遊びまくり始めたぞーー!って感じた風さん。外野から眺めてたので正直毎週土日いつも天気が悪くて登城組もキャストも大変そう…という印象とファーファータイムの印象が強い。私含め風捨リアコ勢が爆発的に生まれてた。坂東武者が帰ってきたぞーーーーー!!!!(なお極のキャストは未発表)
一人二役温故知新っぷりやギャグテイストには一番懐かしい風…というか新感線みを感じたので、ぜひ髑髏城の歴史を感じてほしい。カコドクロでいうとアカテイストが強いよ。髑髏党が修羅天魔並に愉快です。
あと私、風蘭のような性格の蘭、もう一度見たいな。「わたしは無界屋蘭兵衛として生きていることが間違いです」と登場から顔に書いてあるような蘭、最高じゃないですか。殿と幸せになれよとしか言えない。太夫にはもっと殴られてほしい。
それから美術セット(特に無界屋)と音楽と演出が超性癖だったので早く見たい。早く、見たい。

 

season月・上弦の月 キャスト発表2017.8.10 上演期間2017.11.23-2018.2.21(全64×2ステ)  ライビュ2018.1.23/24
エモすぎる花鳥風月きっての超問題児。見た時期によって解釈も話も変わっているそうこれがシャブ。
発表された時マジでこれどーなんの(通常と設定や相互関係がほぼ逆だったり経験値的な意味でだったり)と草生やしてましたがまさか箱推しになるとは。
顔がいいって立派な唯一無二の才能過ぎて泡吹いた。こんな歳になって今更それに気付いた。良かった。すごく新しい楽しみ方をしていた。今までの世界はなんだったんだろうな、人生損してたなという気持ち。また歳をとったのだ。
いやほんと良くやったと思います。新感線はこの機会でしかできないチャレンジをしたんだなと、従来と逆行してる設定は上弦でしかなせなかった。真正面からあたっても砕けるのわかるもんね…。
なのでマジで誰が三浦翔平に蘭兵衛をキャスティングしてくださったのかわからないと死んでも死にきれない…誰か情報求ム…全てにおいてド性癖なんだ……。

season月・下弦の月 キャスト発表2017.8.10 上演期間2017.11.23-2018.2.21(全64×2ステ)  ライビュ2018.1.23/24
小さい頃からなんとなくオタクとして育ってきたんで、宮野真守という人は人類に必要不可欠な、耳から吸引する酸素のようなものだと思ってたんですが、まさかこんなところで酸素と音波が可視化して舞台から遠く離れた客席後方にまで捨之介としてぶん殴ってくださるとは思いませんでした。何故ここで出会ってしまったのだろう、アサ花鳥風月七不思議のひとつ。
最近、下弦は答え合わせだったんじゃないかなと夙に思います。初心者向けって豪語してたけれど、花鳥風上弦でかき混ぜまくられた髑髏城(特に片割れ)をイチから整理して、良いところをより上方修正して、見たかったところをよりよく魅せてくれる。だから物語やキャラに新鮮味はほぼないんですけど、作品としてクオリティの高い脚本に正しくレベルの高い、そしてお客様にとても優しい舞台だったなぁ。まさに職人技。

 

season極 修羅天魔 キャスト発表2017.11.17 上演期間2018.3.17-2018.5.31(全76ステ) ライビュ2018.4.12/5.31
贅沢すぎるボーナスステージありがとうーーーーー!!!!回るのに疲れきった髑髏党を優しく抱いてくれるし無界の里は再建してくれるし七人はバラバラにならないし天魔王の本当の首は取れるし夢ちゃんはこの世は泡沫だからさっさと現実に戻れって言ってくれる…。
下弦がイチから整理し直した物語だったとしたら修羅天魔はゼロから作り直した物語ですけど、既存髑髏城とはメッセージ性がなにもかも反対すぎて、初見時こそ「これまでとほとんど変わらなくない?」と思ってましたが今やもう既存髑髏城とは全然別物ですね。そしてとても羨ましい世界。
月までとは違ってきちんと生身の人間の物語なのが、物語がゆっくりとゆっくりと客を抱いてくれているようで心地よかった。人外的なキャラもいないし。夢ちゃんの頭身とと太夫の美貌は人外だけど。
でもそんな羨ましい世界は花鳥風月のおまじないがあってこそで、花鳥風月があったからこそ、この感動があるのだと思うと、花鳥風月の存在意義を汲み取って新しく飛び立った無界屋は、今度こそしあわせな里を作ってほしい…。
回り回ったこの世界で、最終的に無界屋が再建されるというのが、女主人公であるがこその醍醐味を感じてものすごくエモ…え…まさかそんな終わり方になるとは思わなかったから…ありがとうしゅらてんま…失うものばかりではなく得るものも大きかった…ありがとう…生み出してくれて、ありがとう。

 

総括すると、安全と安定の花、飛び技ショーアップの鳥、新感線ギャグ炸裂温故知新風、大航海時代の上弦、王道ど真ん中の下弦、世界を抱いてくれる修羅天魔。どれも素敵で全部違って、素敵な生き様を見せてくれたお城でした…。風や上弦とか、あんなキャスティングもはや見ること叶わないでしょうね…。そして、もちろんどれもそれぞれのキャストありきの髑髏城だったということを前提としても、それでも鳥髑髏と修羅天魔の「このキャストじゃなきゃ成り立たなかった上に今後絶対に再現不可能ですという舞台からの高圧力、唯一無二だと思います。
ちなみに私事ですが、ステアラを殴れるチケ束はだいぶ厚くなりました。内訳はまさかの上弦>鳥>>>>>>>>>>修羅天魔>花=下弦>風。しかたねえな上弦シャブだったもんな。問題児め…。

 

 

 

休憩タイム

 

 

 


まだまだ続くよキャラ感想いくわよ!!!!ここまで読んだからには付き合ってもらうわよ!!!!

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なんかこんなの作ってたねぇ…捨天蘭各関係性。月の後半あたりに作ったんだっけな…懐かしいな…もったいないから貼っただけですのであまり参考にしないでください…。

 

 

捨之介
ワカの衝撃が強すぎたせいで天蘭のオタクだったわたし、花鳥風月でめっっっちゃ捨之介が好きになった。
斜に構えた捨(花風)から、泥を啜ってあがいた捨(鳥)、天に誓った捨(月)、24歳の捨から47歳の捨、みんな好き。鳥捨も序盤は「斜に構えた俺」だったんですけどそれが「泥を啜ってあがいた俺」に変更になった時の「かずきでかしたーーーーーーーー!!!!!」感が忘れられない。あそこで捨の可能性が一段と広がったように思える。
なんなら今、捨ロスで困ってたりもする。喪うものばかりだった捨が、誕生と再生の物語である修羅天魔にいないのがものすごく寂しい。
一番きつかった捨は月捨じゃないかな。髑髏城の物語は、結局捨が関東荒野に来なかったら悲劇は起きなかった。と、思う。起爆剤である蘭兵衛のタイプによっては捨之介が来る来ないにかかわらず悲劇は起こりえたかもしれないけれど、押す役目は捨。その結果、過去との踏ん切りを付けて捨之介という名前を捨てられる捨之介が従来の捨だった。花捨みたいに自分の命も捨てかけそうになった捨もいるけれど。対して捨てきれられなかったからこそ大切なものを喪ってしまった月捨、あの捨之介像はやはり若い捨と、そして霧丸がいたからこそできたのだと思います。
と言ってる私は陽属性高かった風捨のリアコで花捨のモンペです。マモ捨は登場シーンから百万点満点。鳥捨は飼いたいしガチで泣いたのは福士捨のvs家康シーンでした。おつかれさま、いい夢を。


天魔王
どんな話しても、結局「ワカで既存天魔王像を打ち壊して可能性を広げた森山未來はすごい」に行き着くのでなにも言えねえよぉ…。鳥天は180度方向性変えてたのにそれでも新しい天魔像だったもの…。自分の特色や強みを思う存分出せるのが天魔王という役柄の良さなのかなと思います。でもほら、そういう道を開いたのは、ワカの時点で「愛情を拗らせすぎてしまって人の愛に飢えている、求めながらも怖いから近づくと離れるし、離れると近づく、そして近づきすぎると殺してしまう」っておっしゃってくださってる、もりy
今更な疑問なのですけど、一人二役(影武者)の場合、天魔が年齢的にはっきりしてないのはそのまま風でも有耶無耶なままなんですかね。風天はいくつなんだろうか。と考えると、「ニセモノでも人の命を救える」鎧を作っていた月天に対して、銃で傷付くほど脆すぎる天魔の鎧を作った古田天魔王のエグさと太夫への執着からなる人間的弱さは悪役・天魔王として過去最高なものだし、あのビジュアルをして極の古田天魔王が一番説得力あるなとは思います。
しかし「天魔王の息子」というひらめきを得たかずきは天才だなと軽率に思います。花天魔設定も天才だなと思ってます。


蘭兵衛
修羅天魔で蘭兵衛がいなかったとき、無界屋蘭兵衛がいない髑髏城ってこんなに楽しいのかと膝を打ちました!!たーーーのしーーーーーーーー!!!!
もう彼に関してはよくわからん。いのうえさんがかなりの頻度で「今の蘭はワカ蘭がスタンダードになっている」と書いてらしてるんですけど、スタンダード蘭とはなんぞや。あんなミュータント蘭、ミュータント蘭にしてしまった本人にももう無理だわ。
それぞれにきちんとパーソナルな部分を見せた上で、最終的に解体されていなくなった修羅天魔を見て、ああこれはかずきさんといのうえさんが、盛りに盛られていた蘭兵衛像を花鳥風月を通してぶっ壊しにかかってたんだなと感じた。大人しく本能寺で死んでおけば良かったんや。
鳥蘭に関してはもう何年も待ち望んでいた蘭だった上にあんな悲劇性増す演出やキャラに仕立ててくださったのでまともな感想は言えませんが、性癖ど直球だったみうらんに出会えるなんて思ってなかったしやはり兄者の異質さは見た方が良いですよ…。苦しみも悔恨も全て背中だけで語ってくれるんですよ…渋かったな…ミタホウガイイヨ、マジデ。


極楽太夫
風太夫私は大好きだったなぁー!おそらく花鳥風月で1番かわいそうな太夫だろうし、アカみたいなチャキチャキ太夫好きだったからあの方向性の太夫が見られて嬉しかった。あとたぶん風太夫がおばさんになったら下弦太夫になるよ。失礼。
太夫、というかりょうさんのポテンシャルが良すぎてかなりの印象を花太夫に持ってかれているんですけど、もちろん松雪姐さんの貫録ある太夫も脱ぎっぷりもすごく好きだったし、月の太夫と蘭の関係性も月キャストだったからこそ成立したものだったなあ。
天海太夫の話をどこでしようか迷って結局ここにしてしまうんですが、実質捨といえど、なんだかんだ天海太夫も女の武器も強みも最大限に使っているんですよね。もちろんそれは生きる術というのもあるんですけど、あんな顔見世やら華やかなことは捨はできない(鳥捨も歌ったりなんだかんだしていたけど中身が特攻アヴェンジャーなのでノーカン)。でもそれって女性ありきというわけではないし、そういうことを捨之介というキャラを用いてもできると思うなぁ…と思った時に顔が浮かぶ風捨。この2人はタイプが似ていると思う。さすが坂東の風に吹かれていた2人なだけある。
捨天二役になると捨がだいぶ闇寄りになるのが面白いなと。結局捨の話になっちゃった。

 

兵庫
ほかのキャラの設定や台詞がどれだけ変わっても、絶対に兵庫の「てめらが雑魚だと思っている〜」は修羅天魔まで変わらなかった。捨や蘭はいなくても、兵庫はいなければいけない。髑髏城は弱きを助け、強きをくじく草の民の物語だから。
髑髏城って結局は兵庫の成長物語なので、この役は比較的誰にでもできるものだと思ってます。体力さえあればどんな年齢の人でも、外見でも、誰だって兵庫になれるしなる資格を持っているんだなと感じた。体力さえあれば。誰にでも。
でも、その中でも須賀くんと福士お兄さんの兵庫は忘れられない。誰にでもできるって偉そうに言った直後に手のひらかえすんですけど、兵庫ってあんなに動くのに受けの芝居の方を要求される難しさがあるわけで。ペースメーカーだし。でも、この二人の兵庫はどちらも自ら力点となっている(まあ上弦はほぼ全員力点なんですけど)なと感じた。
極の兵庫、久々に兵庫に闇を見ましたよ。髑髏城に突入する時の兵庫は死に場所を探していて、そんな兵庫が太夫や沙霧と共に髑髏党に立ち向かい、そして夢虎との訣別を乗り越えて「夢をなくしたのならそんな夢捨てちまえ」と言う。言える。主人公としての役割をきっちりこなしていたしあの役を福士さんがやってくれて本当に良かったと思います。


沙霧丸
おまえがヒーロー!!
この捨(太夫)にはこの沙霧しかないという説得力が作品内で大いに語られてるから、それぞれ捨専用沙霧で全部好き!!印象的だったのは風沙があれだけ乙女だったことかなー?一番特徴的だと思うし、それはあの松ケン捨に作用されたからだろうし、あそこの2人はきゅんきゅんしました。皆さんお幸せに!
そういえば私、アミュっ子のアカデミックな演技の方向性と新感線の相性は決して良くはないと個人的に思ってるんですが、ひらきりちゃんに関しては福士捨の手綱を引いている役割としてその特性が最大限に生かされてるの、相乗効果!相互依存!キャスティングの妙!!って文字がポンポン出てきて最高に楽しかった。福士くんはそーちゃんに毎年盆暮してください。


三五と渡京
極三五は本当にずるいと思います、みんなが思ってたこと言ってくれてありがとう。
これはもう好みの問題でしょうけど、渡京は鳥渡京が卑怯すぎたよ。上弦下弦渡京のメタ台詞も面白かったな。ああいう遊び大好き。伊達さんも、サンボさんと粟根さんばかりだったあの役なのにものすごいポテンシャルを出してくださって、すっごく新鮮で好きだった!


贋鉄斎
いやあ…濃かったしうるさかったししつこかったわぁ…ww
やりすぎだろと感じたseasonもありますけどこんなお約束シーンになるとは思わなかったしseason進むにつれてどんどんプレッシャーかかるのかわいそうだったなぁ…ww
刀剣を愛人にしてた花贋もだいぶ記憶に残ってますが、捨との絆にだいぶ焦点が当たった鳥贋、最高でしたお疲れ様でした!
あと贋鉄斎ルームでボケを綺麗に見事に返しまくったマモ捨には、全贋鉄斎の相手をして欲しいと密かに来世の願いにしておきます。それから福士捨はしんぺー贋にも盆暮送るように。


狸穴さん
風狸が反則級にかっこよすぎたのですけど、極狸も役柄としてそうとうおいしかったですよね。極狸好きだなあ。INTO THE HAREMに合わせてリズム取る鳥狸は可愛かったし、マモ捨と腹の探り合いをする下弦狸は本当に怖かった。ワカからまたひとまわりたくましくダンディになられてて、千葉さんたまらんなあと感じた。そんな下弦と上弦でまったくタイプの違う狸穴さんに付き従う半蔵桃さん、126ステお疲れさまでした!

 

清十郎さん
裏方行ってしまうと知ってから一年以上待ち続けていた川原担のご褒美すぎて私も泣いた。監督の所作や動きや傾きやスピードやイケボ、あれがあってこその新感線だなあと再確認するしかないじゃない。
太夫とは相棒のノリでいてほしい(笑)と言っても太夫と兵庫がくっつくかもわからないけれど。あの七人、全員が家族になるのではないかな。
あんな呟きをしてくださったせいで(笑)監督が出てる立ち回りほぼ監督しか見れなかったんですけど、徳川兵のふりした後の槍回しは鳥蘭でその直後に太夫をかばう逆手殺陣は鳥捨ではないかな。で、多分それから霧丸の殺陣に移行しているような。あの2人が基本逆手殺陣だから、全部あの2人に見えちゃうんですけれど。それから順手で一瞬太刀筋をエックスにするところ、あれも誰だったかやってたんですけど誰だったっけ…。WOWOWで確認しよっ


髑髏党のみなさん

f:id:dkrkchohugetsu:20180601151946p:plain wiki参考
どこかで真っ白衣装の髑髏党くるかなと予想してたんですけど(アオみたいな)、結果ほとんど黒でしたねえ。赤備え目立ったもんなあ…。
それぞれのシーズンでコンセプトがあったのが面白かった。花は露出狂で鳥は鳥モチーフで風は……ねえ、風が一番キワモノ達ばかりだったよねえ…?あの天魔王様があの髑髏党指揮してたのあまりにギャップ萌がすぎますって。腕相撲大会がある。
月はあの兜がきっとなんかのモチーフなんだろうな…と思ってるんですけど結論出なかったや。修羅天魔は怪獣なのかな。
それぞれに特徴があって、みなさん愉快で変人で楽しく、決め台詞を待ってくれる優しくて良い人たちばかりでした。でも正直、もーとつのせいで修羅天魔髑髏党のキュートさがうなぎ上りです。あそこ男しかいないのに楽しすぎるでしょう男子校かな。
と思うと。鳥の四天王って比較的まともだったと思わん????天魔王がイっちゃってるところの髑髏党って逆にまとも(花と鳥と上弦だよ!)(うそ、花はどっちもイっちゃってた)な気がするんですけど脳内麻痺してるかな。


荒武者隊と無界屋ガールズ
ここも各seasonで個性出てて楽しかったーー!seasonで生まれ変わるガールズや男衆から荒武者隊に生まれ変わる人もいたり、seasonが進むごとにアンサンブルさんに思い入れが強くなってきたりして見るところがどんどん増えてく。目が足りない。ガールズはみんな可愛かったね…お衣装で言えば鳥と風と修羅の一幕衣装は超好みだった。荒武者隊も、兵庫のキャラでだいぶ色が違ってくるけど、2回しか見てないのに強烈に記憶に残ってるのは風のおかまちゃん白介ちゃん。可愛かったぞ!

 

 


とかなんとか書いてたらWOWOWが今後の覇権大勝利しまして、めでたくここからはWOWOWドクロとして再建となるわけですが。

マジでおうちで見れちゃうの…まだ続くの…じゃあまとめ書く必要ないね、メタマクMV見て脳溶かしとこ…。

しかしメタマク製作発表そうとう気が狂ってましたね…オープニングライブと最後10分ほどしか見れなかったんですけど(アーカイブ残るだろうと慢心しました)、TLが一気にヤクがガンぎまってからのあのMVは久々に新感線とクドカンだーーー!!って高揚しました。私はいのうえクドカンタッグ大好きです。

 

やはりステアラ通いは巡礼の道なのだと思う。