髑髏城の七人season月 12/1上弦・12/4ソワレ下弦

もちろんどちらもネタバレです。
どんどん読みにくくなりそうだしだいたい凄いとか良いとしか言ってないガバガバ脳なので真偽は個人の責任でお願いします。自己メモです。

月髑髏二周目。修羅天魔のチラシはまだ入ってなかった。
やはり二回目は印象変わってきますねえ。腑に落ちてなかったところがストンと落ちてきたり、逆にあれってなったり。一周目も二周目も上弦→下弦の順に見てるので、いつか下弦→上弦短期履修したい。

総合メモ
・上弦兵庫、くんろ～のあとは「ぺ」。下弦兵庫、くんろ～のあとは「ずら」
・上弦太夫の羽織は水色でブーツは黒、下弦太夫の羽織は桃色でブーツは金。蘭兵衛さんの羽織と帯とはアシンメ対比なのかなとかなんとか。
・「…りんどう(ｷﾘｯ)」と「り・ん・ど・う♡」
・「助けてもらったら御礼を言う」の後の霧丸、そのあとに「ありがとう」というのか言わないのかTLで話題になりましたが、上下ともなくなった…のかな…？あそこは一番最後の太夫との別れで初めて「ありがとう」って言うところに霧丸の物語内での変化が感じ取れて良いなぁと思ってます。
・渡京の前髪、上弦はパッツン下弦はハシビロコウ。
・黄泉の笛、蘭兵衛さんの無界屋裏から関東荒野までの移動どうやってるのか気になってます。隣のセットだからそんな移動距離ないだろうけど、だいぶ動いてる感覚あって映像マジックなのかなあ。
・あの一瞬の無界屋裏描写、花蘭の走馬灯演出なみに号泣案件なんですけど、ああいうことができるステアラは、90%爆破セレモニー案件ですがやはり10%は尊さでできている。
・剣布の袴裾の黒ラインは天蘭と一緒の太さだが、生駒だけラインが細い。
・一輪車の車輪とキックボードは逃げるときに上手袖にある大砲の車輪と板。
・口説きシーンの音楽が好きです。今回初めて口移し前後で調性がマイナーからメジャーになってて。いつもおどろおどろしい曲調ばかりだったので、いつか天から降り注ぐ救済の音楽にしても良いのになぁと思ってましたが、なんと今回叶いました。
・＜下弦＞蘭が死んだ時、捨は蘭の目を閉じ泣く。＜上弦＞蘭、途中まで目を開けてたけれど太夫の揺さぶりで目を閉じた(これ26日は目開けてたと思うので状況次第かな…)。
・カテコ鉄機兵、上弦は途中で兜を脱ぐ。下弦は初めから顔見せている。
・天魔最終対決時の、天魔の金色元結飾り、1日上弦ではなく4日下弦ではあり。

上弦(12/1一回公演)
・スクリーンアクシデントがあった直後公演だったのでドキドキでしたが、無事回れました…良かった…！
・しかしあいかわらず若いぜ超ワカドクロ。バブドクロからショタドクロに成長してる感。反抗期きたらどうしよう。
・別日のレポ見ても上弦は毎回各キャラの印象が変わって毎回新鮮。天魔とか、毎回ほぼ変わるメイクと節回し、同じものがひとつとしていない、その時にしかいない天魔なんですが、今日は蘭にもその予兆を感じました。蘭に戻ってからだいぶうっとり系だったので、前半のオラオラ具合とのメリハリが強かった。
・オラオ蘭兵衛やはり好きだー。天魔が変幻自在他化自在天なアプローチばかりするタイプなんで、蘭もその影響で変わっていくのだろうなあ。
・そんならんべさん、詰め寄ってきた兵庫にペチってビンタしたーー！！ペチって！！拳じゃなくて良かった違う映画が始まってしまう。
・ちょっともうどっちだか忘れてしまったんですけど、蘭登場シーン台詞は「良い調子だなぁ髑髏党」と「やってるなぁ髑髏党」どちらもあるんですかね…日替わりだったらどうしよう…。
・黄泉笛、めっちゃめちゃ早くなっててどうした！？と思ったら次の瞬間すってんしちゃってビックリしたんですけど、12/6のしょへさんラジオ聞いたらどうやら着物の裾踏んじゃったんですね。めちゃくちゃ勢い良かったもんね。
・天魔に関してましては、殺陣ブーストのタイミングが把握できまして。蘭への最後の殺陣がだいぶいつもの速さになってた。
・無界襲撃で殺したガールズの腿舐めてたり。いやでも比較対象として思い出す鳥蘭。
・天蘭最後のシーン、鳥でいう「おーーーーーーーーい！！」のところで蘭に向けて左手をパラパラと一本ずつ掲げて挨拶してるのなんだあれ。幽玄かな。
・その後の「私には何も言わずにな～」からの感情の爆発や1番最後に体を丸めては鬼気迫るもので。太一さんの、力技と空気感でこちらの感情を揺さぶってくるあの独特の表現操法に何か名前をつけたい。波動拳。
・天魔が最後に斬鎧剣で体ぶっ刺すシーン、あそこは蜉蝣峠の最後みたいに横から血ブッシャァァァにしてみたのも見てみたいなとか思いました。なんかこうもっと、エグく殺してあげたい…もっと…(笑)
・福士捨は今日はだいぶおとなしめのおのこでしたなぁ。太もも逆に隠したよね！？(笑)
・しかしこう、上弦の捨天蘭の過去は見えにくいというか、年の差も濁らせてるし、さまざまな可能性と答えがありそうでやはり一概にこれだと言えない…のが良い…。最後どんな世界になってるのかな。

下弦(12/4ソワレ)
・一幕が前回よりちょい弱かった気がしたんですけど、舞台上から伝わってくる情報量が少なすぎず多すぎずの良い塩梅でノンストレス。耳からも目からも心地よい刺激。
・髑髏城突入のところで霧丸のマイクが一瞬死んだんですが、地声でもあんなに聞き取れるのもすごいぞ。レポでは何度も遭遇してましたが、大小問わずこういうアクシデント、ステアラ通っているつもりなんですが地味に初めてだったかも。
・下弦の何が凄いって、捨天別役版なのにきちんと捨と天の話になってることだと思います。捨天別役ドクロ、完成されたなぁ。
・しかしンモーーーーーーー、すずひろ先生の自由自在他化自在天な表情筋最高に最強すぎて天魔出てる時ほっとんどオペラで表情筋ばかり追ってましたごめんなさい…でもだって、あれは見るしかないじゃん…！
・メイクが上弦同様に前回とだいぶ変わっていて、こちらも試行錯誤されてるのでしょうが、まさに表情筋を生かすメイクを極めてるのでは？鳥天と同じ、目尻切開メイクの白ラインが最高にエモくてどうしよう。
・あとさまざまなところで仕掛けてらっしゃってて、特に口説きの蘭への挑発はだいぶ遊びが増してきてたなあと。まだ二回しか見てないのでわかりませんが。これでまだ12月上旬なんだから末恐ろしい。
・マモ捨も演技に隙がなくて。現時点で特に好みなのが、狸穴さんへのきめ細やかな反応と贋鉄斎へのツッコミ返し。台詞はもちろん、表情でもいろんなことを読み取れて本当に楽しい。
・百人斬りは上下ともにまだ段取り途中だったりテンポ合わなかったりはありますけどどんどん慣れますでしょうし、普通に考えなくてもなんであんな動けるんですかね…？
・蘭は今日はちょっと耽美に寄りすぎてたというかだいぶ既視感感じたり上擦ってたりしましたが、ちゃんともの摺り足が妙に好きです。前傾姿勢かっこいい。
・んでもってやはり私は下弦蘭極も擬似親子感覚でいてほしいんだなぁ…どちらかというと羽野太夫のピチピチママっぷりが好きだからそうでいてほしい…。蘭の太夫への抱擁が情愛ではなく慈愛っぽいからかもしれない。
・羽野太夫の最後、兵庫からお金渡される時の断り方が完全にその辺にいるご近所ママ。いつかママになったら友達になりたい。

そんな感じの二周目髑髏。次は上弦上弦続いちゃうんで一緒には書けなさそう。足りないのならば増やせばよい。